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N・Kさんは、横浜から脱サラをして田舎暮らしを始めている。
ご自分でログハウスを作り、住み始めて5年になる。
「なぜ、田舎暮らしを始めたのですか。」
「生きているという実感を味わいたかったからです。」
「会社では、朝早くから通勤して、2時間もかけて会社まで通っていました。残業が続くこともざらにありましたから、帰宅すると11時、12時を過ぎることもしばしばでした。」
「『これも家族のためだ』と思ってやってきましたが、本当にこれでいいのか、という思いはずっとありましたね。」
「休日出勤もよくありましたから、子供の運動会にも行ってやれませんでした。家族の団欒ももてず、家族で、くつろぐというような時間も、ほとんどもつことはできませんでした。」
「もっと楽な会社に変わるということも考えたのですが、私の住んでいるところは、住んでいる環境そのものが、何か急かされているという感じがしていたのです。」
「新幹線に乗っているような暮らし」ということでしょうか。
しかし、わたしはもっとのんびりと、歩いたり、立ち止まったり、小川のせせらぎを聞いたり、回り道をしたり、そんな生活がしたいと思いました。」
「ですから、隣のトトロのような暮らしにあこがれていました。」
「実際に田舎暮らしをしていかがですか。」
「現代では、テレビや新聞などがあって、それは田舎にも普及しています。そのために田舎の子供たちもテレビゲ−ムや漫画を楽しんでいるということもあります。」
「次第に田舎も都会のようになってしまうこともあるかもしれません。
しかし、古きよき日本の伝統や知恵が田舎には息づいています。」
「思いやり、やさしさ、いのち、感動、謙遜さ、育て育むこと、ゆとり」
こうしたものは、田舎でこそ味わうことのできるものではないかと思います。
それに豊かな自然は、まるで母親のように私たちを包んでいてくれることを感じます。
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