田舎文化◆田舎暮らし

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田舎のQ&A

基礎知識
田舎とは何ですか
語源を教えてください
住む人は何と呼ばれていますか
反対語は何ですか
都会との境界はどこですか
都会とどっちが優れていますか
等級はありますか
日本一の田舎はどこですか
盛んな産業は何ですか
ちなんだ言葉を教えてください
外国語では何と言いますか
人が減るのはなぜですか
若い人がいないのはなぜですか
市町村合併で栄えますか
高速道路は必要ですか



日本の田舎文化
日本文化の源流はどこですか
南方熊楠って誰ですか
宮本常一って誰ですか
使われている言語は何ですか
篤い信仰心が残っていますか
屋号って何ですか
頼母子や無尽って何ですか
餅まきって何ですか
日本の文化はなぜ東西で違うのですか



田舎の不便な暮らし
テレビが見れますか
インタ-ネットはできますか
携帯電話は使えますか
どんな店がありますか
近くにデパ−トはありますか
近くに銀行はありますか
急病になっても大丈夫ですか
薬は使えますか
鉄道は、どうなのでしょう
道路にはなぜ信号がないのですか
便所は水洗じゃないの
就職したいのですが
商売を始めたいのですが
結婚相手を見つけたいのですが
引っ越したいのですが
アウトドア−の延長ですか
言葉が通じないことはありますか


田舎のしきたり
なぜ噂好きなのですか
すぐに噂が広がるのですか
結婚式を挙げたいのですが
葬式、法事に出るのですが
出産するのですが
消防団入団を断るとどうなりますか
投票にいかないとどうなりますか
風呂の順番って何ですか
女だてらって何ですか
村八分って何ですか



田舎の楽しい暮らし
暮らしを楽しむコツは何ですか
通勤ラッシュや渋滞がありますか
夜の星はなぜきれいなのですか
山河はなぜ美しいのですか
よさは自然の美しさだけですか
水はなぜおいしいのでしょう
田んぼの風景を見ると落ち着くのはなぜ
なぜ家に鍵をかけないのですか
盆、正月を過ごしたいのですが
出る妖怪を教えてください
トップレス女性がよく出没するのですか
 

 

田舎暮らしQ&A
田舎文化2



4. 田舎で使われている言語は何ですか?

5. 田舎には篤い信仰心が残ってるんですか?

6. 屋号って何ですか?



Q4 田舎で使われている言語は何ですか?

方言という、テレビの中の日本語とは全然違う日本語が話されており、地方によって文法や使う単語が全然異なります。激しいところでは、集落ごとに異なっています。(だから隣村同士でもわからない言葉があったりします。)

田舎から東京に出ると、テレビでしか聞かれない言葉をみんなが話してるので、非常に驚きました。(この気持ちは東京の人には永遠にわかるまい。)

Q5 田舎には篤い信仰心が残ってるんですか?

「日本には宗教心がない」とよく言われますが、それは果たしてどうでしょう?

田舎では、うわべだけでない篤い信仰心が残っており、神社やお寺に対する気持ちには並々ならぬものがあります。

一例を挙げると、手前味噌で恐縮ですが、自分の妻の父は毎朝、仏壇に向かって15分くらいかけてお経を読んでいますし、自分の祖父も大金をはたいて神社の参道を寄進しています。田舎にはこんな人たちがたくさんいるのです。

Q6 屋号って何ですか?

田舎の人は、名字で呼び合うことはあまりありません。名字の代わりに「屋号(やごう)」で呼ぶことが多いのです。

例えば鈴木さんでも、家が大きな松の下に立っていたら「マツノモト」という風に代々呼ばれるのです。道のかどっこに家が立ってれば「カド」ですし、田んぼの近くに家があれば名字に関係なく「タブチ」です。

まれに屋号がそのまま名字になっている家もあります。

田舎に残る屋号は、おそらく江戸時代から続く文化だと思われます。





祖父と妹

「おじいさん、感謝祭にはおいでよ!」

祖父が来ないのはわかっていた。

ほこりのたまったキッチンの窓からかすかに差し込む光の中で、祖父は身体をこわばらせて座っていた。その太い腕は粗末なテーブルの上に置かれ、目は壁をじっと見つめている。僕のことなど目に入らないかのようだ。

祖父はむかしかたぎのイタリア人だった。ぶっきらぼうで気難しく、

過去の辛い思い出をあれこれ、長いあいだ抱え込んでいた。そして不

機嫌なときは、返事代わりに「う一む」とうなる。今の僕の誘いにも

「う一む」と応じただけ、つまり「ノー」を意味していた。

「おねがい、おじいちゃん」

六歳になる妹のキャリーがしきりに頼んだ。

「私、おじいちゃんに来てほしいの」

妹は僕より二一歳も年下で、遅く加わった家族の一員だった。

「私、おじいちゃんの大好きなクッキー、特別に作ってあげるから。

ママが作り方を教えてくれるんだって!」

「ねえ、ほかでもない感謝祭だよ」と僕も言った。

「このまえ僕たちと一緒にごちそうを食べてから、もう四年にもなるんだよ。そろそろ、気持ちを切り替えてもいい頃じゃない?」

祖父は僕をじろりと見た。ここ何年も家族みんなが、その刺すような青い目に脅えてきた。怖くなかったのは僕だけだった。僕には、何となく祖父の気持ちがわかるからだった。自分でもあまり認めたくないことだが、二人とも素直に自分を出すのが苦手なために、寂しい思いをしてきたからかもしれない。理由はどうあれ、私には祖父の心の内がわかったのだ。

男たちは、まだ物心もつかないうちに渡される不幸な「贈り物」、

つまり見当ちがいの「男らしさ」のせいでどんなに辛い思いをしてきたことだろう。

僕たちは二人ともやるせない気持ちでいながら、表面はかたくなになっていった。お互いにすぐそばにいるというのに、実は何光年もの距離を離れているのと同じだったかもしれない。

妹のキャリーはなんとか祖父を説得しようと、まだ話しかけていた。

そんなことをしてもむだだということが、幼い妹にはわからなかった。

僕は立ち上がり窓のほうに歩いていくと、裏庭に目を注いだ。雑草とつたがいたる所にはびこりすっかり荒れた花壇が、冬の薄日を通し

て淡いねずみ色にけぶって見えた。

むかし、祖父は花壇のこととなると素晴らしい仕事をしたものだ。

たぶん、自分の心を手入れするのが下手だから、代わりに裏庭の花壇を大事にしていたのだろう。だが、祖母が亡くなると庭仕事もやめてしまい、もっと自分の内に閉じこもるようになった。

窓から部屋の中へ目を移すと、濃くなりつつある夕闇の中で、祖父はいっそうふさぎこんでいるようだった。

僕は、その姿をじっと見つめた。とがった顎からも、荒れたぶ厚い手からも、祖父の生涯が絶え間ない修練の連続であったことがうかがえる。一三歳になる頃にはもう仕事に出ていたし、恐慌の頃は失業という屈辱を味わい、トレントン採石場では何十年にもわたって肉体労働をしてきたのだ。祖父の人生はまったく厳しいものだった。

僕は祖父のほおにキスをした。

「そろそろ、行かなくちゃ。もし感謝祭に来てくれるなら、迎えに来るからね」

祖父はそれでも、石のように身動きひとつしない。パイプを口にくわえたまま、前をまっすぐ見つめているだけだった。

それから数日がたった。

妹のキャリーが僕に祖父の住所を尋ねた。

「どうしてP」と僕が聞き返すと、青い封筒に入れる手紙をきちんと折りながら妹は答えた。

「おじいちゃんに、プレゼントを送ってあげるの。私が作ったのよ」

妹が書き取れるように、僕はゆっくり住所を言った。ひとつひとつ

の文字を丸くていねいに書いていた妹は、それが終わると鉛筆を置い

た。そして、きっぱりとした口調で言った。

「この手紙は自分で出したいの。郵便局まで連れていってくれるり.」

「後でいいだろう?」

「ううん、今でなくちゃダメなのよ。おねがい」

僕たちはすぐに出かけた。

感謝祭の日になった。

遅くまで寝ていた僕は、パスタソースのいい匂いで目が覚めた。今夜のごちそうはラビオリと、七面鳥と、ブロッコリーと、スイートポ

テトと、クランベリーソース。それは、イタリアとアメリカの伝統的な料理を組み合わせたものだった。

「キャリー、テーブルに座るのは四人だけよ」と母が妹に言うのが、キッチンに入っていった僕に聞こえた。

キャリーは首を横に振りながら言った。

「いいえ、ママ。五人よ。だっておじいちゃんが来るんですもの」

「何を言っているの」と母が答えた。

「かならず来るわ」と妹は言いきった。

「私にはわかっているの」

「キャリー、いい加減にしろよ。おじいちゃんは来ないって、お前に

もわかっているじゃないか」と僕も言った。妹ががっかりして、感謝

祭が台なしになるのはいやだったのだ。

ほう

「ジョン、放っておきなさい」。母は僕にそう言うと、キャリーのほ

うを見た。「もう一枚、お皿を並べるといいわ」

居間にいた父がやってきて、キッチンの入り口に立った。ポケット

に手を入れたまま、キャリーがお皿を並べる様子を見つめている。

ごちそうを食べる時間になった。でもみんな、何も言わずにただ座っていた。母がキャリーに向かって言った。

「さあ、今日はあなたにお祈りをしてもらいましょうね」

妹はドアのほうをちらりと見た。そして何か決心したような顔つきで、頭を下げて小さい声でお祈りを始めた。

「私たちに神さまのおめぐみがありますように。そして、テーブルにのったごちそうに心から感謝いたします。それに、おじいちゃんにもおめぐみがありますように。それから、おじいちゃんが早く来られま

すように。神さま、ありがとうございます」

僕たちはお互いに顔を見合わせた。しかしそのまま、ごちそうに手もつけず、一言もしゃべらず、じっと座っていた。

家族の誰も、祖父が来ないものとして、食事を始めてキャリーをがっかりさせたくなかったからだ。廊下の時計だけがカチカチと時を刻んでいた。

とそのとき、突然ドアをたたくにぶい音が聞こえた。キャリーは椅子から飛び上がり、廊下へ走り出していった。玄関のドアを勢いよく開ける音がした。

「おじいちゃん!」

そこには、光沢のある黒の一張羅のスーツを着込んで、背すじをまっすぐに伸ばした祖父が立っていた。脱いだ中折れ帽を胸のところに片手で押さえ、もう一方の手には茶色の紙袋をさげている。

「カボチャをもってきたよ」。祖父は袋をかかげて見せた。

それから数か月後、祖父は眠ったまま静かに死んでいった。

祖父のタンスを整理していた僕は、青い封筒に入った一枚の紙を見

つけた。それは、わが家のテーブルと、そのまわりに五つの椅子を描

いた子どもの絵だった。

五つの椅子のうちのひとつは空っぽだが、あとの四つには線描きの

人物が座っている。そして、それぞれに「ママ」「パパ」「ジョン」

「キャリー」と名前がつけられ、その胸には真ん中がギザギザの線で

二つに割れたハートがついていた。

ジョン・カテナツチ

最後のチャンス

もし、あなたが死を目前にして

あと一本しか電話をかけられないとしたら、

誰にかけますかP

どんな話をしますか,

さあ、何をためらっているのですか?

スティーブン・レヴィーン

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